いよいよ、最後の晩、キャンプファイヤーが始まる。あたりは静寂な世界。
その静寂を宇々地氏の土笛の音が開く、アマチの京子さん、そしてミステリオスタッフによるネイティブアメリカンの演奏が闇を駆け抜ける。すると丘の向こうからネイティブアメリカンのいでたちの高校生キャンパーが雄叫びを上げながら走ってきた。子供たちはその始まり方に、大喜び。彼らは踊りながら、木組みの周りを何週か回り、中心に向かって皆が祈りを捧げた瞬間、その木組みから魔法のように火が燃え立った。あまりにも突然の火の出現に、皆の気持ちは一気に高揚する。人間本能の感情。
これから展開されるすばらしい時間への期待で、子供たちの胸は一杯に膨らんだ。 |