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2005年8月6日 縄文土笛つくりinミステリオ(インターナショナルサマーキャンプ)千葉県長柄町 日本エアロビクスセンター(生命の森リゾート)


  宇々地氏は、スタジオで1週間乾燥させ一昼夜かけて素焼きにした土笛を持参し、子供たちの待つキャンプ場に現れた。なんと、奇跡的に一つも壊れなかったとの事。みんなの願いが届いたのだろうか?

 焼き色をつけるためにもう一度火の中に入れるということで、キャンプファイヤーと演奏のリハーサルを兼ねて、火を焚き、高校生キャンパーがその中に素焼きの土笛を丁寧に一つずつ置いてゆく。すると、土笛は火によってまた新たな命が吹き込まれ、味わいがある表情になっていった。とても美しい光景だった。この日はかなり気温が高く、火の周りでの作業はかなり厳しく、皆汗ビッショリになっていた。土笛は、1時間弱で火から取り出され、しばらくそこで熱を冷ます。

 夕食が終わり、辺りが闇に包まれ始めた頃、子供たちは森の中をキャンプ場に向った。

笛選び
 暗い山道を少し下るとキャンプ場がある。都会の子供達は、本当の闇をあまり体験したことがないのだろう、闇の中で見えるもの感じるもの、これもきっと良い経験なのかもしれない。

 キャンプ場の入り口には、カンテラに照らされた土笛達が子供たちを待ちながら、並べられていた。待ちに待った再会。子供たちは自分の笛を見つけ出し、とてもうれしそうに大切そうに手で包みながら、めいめいの席に着いた。

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